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メディカルマインド通信 No.1 [創刊号]
- メディマさんのコラム VOL.1
- 最新入試情報 VOL.1
「2005年度一般入試結果私立大学医学部〜東北・北関東編〜」
(進学情報課 建石秀樹) - 医系小論文・面接対策の基礎知識 VOL.1
(センター科主任 宮川博文) - 医歯薬獣医学部入試対策夏期講習会&夏期合宿開催中
- 次号予告
- 編集後記
1.メディマさんのコラム VOL.1
カクテルパーティ効果、だ!
多くのみなさんが識っていることで、いまさらって感じもしますけど、「喧騒のなかにあっても、知人の声など認識したい音源は他よりも明瞭に聞こえる」現象です。
とは言え、ただの空気の振動でしかない音が鼓膜を振るわせ、耳の不可思議な形状により電気信号として神経から脳へ届くと、あの甘いささやきにも聞こえるのです。
やっぱり、当たり前じゃない。心理も含め、人体の驚くべき処理能力ですね。
思い出します。メディカルマインドの教務室でそれぞれ4人の講師と生徒が1対1で質問対応していたときのことです。
突然、大声でいっせいに話し始めたのです。計8人のテンションのタコメーターが振り切れたのです。
ぽつん。
置いてきぼり。
― 仕事にならん。お互い、耳が痛くない?
で、気づいたわけです。ああ、これがパーティ効果ってやつだ、と。
30分後、教務室は平穏をとりもどしました。次の日、一番声の大きかった生徒にそのことを聞くとポカンとしてました。
しかし、上には上がいます。ウルトラセブンは1km先の針の落ちた音が聞き分けられた、はずです(昔の記憶なので細かい部分、間違えたらごめんなさい)。すごいカクテルパーティ効…
失礼しました。
おっと、ウルトラセブンで、ぴくっとしたひといませんか?それこそ綾波レイのプラグスーツのカットインでドキドキしたいひとはいませんか?
みなさんにとっての「大当たり」は、来年の春にこそあります。
冷房の効いたパチンコ屋に行くのならば予備校の自習室に行きましょう。メディカルマインド生であれば、自分の席が必ずあります。この夏、ウルトラバトルモード突入!
さきほどの生徒は3人まで、その年、合格しました。残りのひとりも、もう一年ここで受験生活を送り、晴れてこの春、志望校に進学できました。
夏。苦悩。そしてながれる汗。それこそがみなさんを合格に導くのです。がんばりましょう。
(メディマ記す)
2.最新入試情報
このコーナーでは、医系専門予備校ならではの独自ルートで収集した医学部・歯学部・薬学部・獣医学部入試に関わる貴重なデータを公開します。
今年度入試の結果や来年度以降の入試関連動向といった情報に併せて、医系入試情報に精通するメディカルマインド進学情報課、建石による「総括」もお伝えします。
皆さんが医系志望学部合格に一歩近づくためのお手伝いができれば幸いです。
<<VOL.1>> 2005年度一般入試結果 私立大学医学部 〜東北・北関東編〜
□岩手医科大学 医学部医学科
一般入試募集人員 60 名
志願者数(昨年度) 1835 名(1680名)
受験者数 1759 名
一次合格者数 516 名
正規合格者数 60 名
正規倍率 29.3 倍
補欠合格者数 ― 名
繰上合格者数 48 名
総合格者数 108 名
実質倍率 16.3 倍
★入学者数 60 名
《総括》
1次試験日(1/20)が他大学と重ならない単独実施が有利に働いて、昨年度に比べて志願者数は155名の増加となった。
旧設医科大の中では、難易度的にも、また地方試験会場を設けていることが受験生にとっては受けやすい大学となっている。
岩手医科大は岩手県内の地域医療を担っている大学で、国立の岩手大学に医学部がないこともあり、県内の地域医療を担っている医科大である。
今後の動向として、2007年度には薬学部を開設するなど、医療系の総合大学としてますます県内の地域医療に大きく貢献していく大学である。
<<VOL.1>> 2005年度一般入試結果 私立大学医学部 〜東北・北関東編〜
□自治医科大学 医学部医学科
一般入試募集人員 100 名
志願者数(昨年度) 2262 名(2015名)
受験者数 2214 名
一次合格者数 314 名
正規合格者数 104 名
正規倍率 21.3 倍
補欠合格者数 ― 名
繰上合格者数 ― 名
総合格者数 104 名
実質倍率 21.3 倍
★入学者数 104 名
《総括》
志願者数は昨年度に比べ、247名増加した。
自治医科大といえば都道府県の地域医療に貢献する総合医を養成する大学であることは承知の通りで、準公立大といえる。
国公立大との併願が事実上不可能で、都道府県ごとに2〜3名の枠しかなく、成績上位層が受ける激戦入試である。
ちなみに1都3県の入試実施状況をみると、東京都は志願者数180名→合格者数3名(倍率60倍)、千葉県は志願者数95名→合格者数2名(倍率47.5倍)、埼玉県は志願者数101名→合格者数2名(倍率50.5倍)、神奈川県は志願者数115名→合格者数2名(倍率57.5倍)と高倍率である。
自治医科大学を攻略するためには、多くの問題を正確に手際よく解答する能力が求められる。(英語→60分・マーク式・25問、数学→70分・マーク式・25問、理科→80分・マーク式、物・化・生各25問、2科目選択)
□独協医科大学(センター利用) 医学部医学科
センター入試募集人員 20 名
志願者数(昨年度) 1009 名(952名)
受験者数 1009 名
一次合格者数 252 名
正規合格者数 20 名
正規倍率 50.5 倍
補欠合格者数 ― 名
繰上合格者数 ― 名
総合格者数 53 名
実質倍率 19.0 倍
★入学者数 20 名
□独協医科大学 医学部医学科
一般入試募集人員 50 名
志願者数(昨年度) 1632 名(1469名)
受験者数 1431 名
一次合格者数 286 名
正規合格者数 50 名
正規倍率 28.6 倍
補欠合格者数 ― 名
繰上合格者数 ― 名
総合格者数 91 名
実質倍率 15.7 倍
★入学者数 53 名
《総括》
一般入試の志願者数は昨年より163名の増加、センター利用も57名の増加となった。
獨協医科大は本学入試のみで、地元の栃木県より1都3県からの受験生が多く、成績中位層の併願校になっている。
2/3の1次試験日(一般入試)は愛知医科大の2次試験日(選択)と重なる程度で併願しやすかったようである。
来年度の入試変更点として小論文の試験時間が60分から90分に拡大される。
そのため今年から小論文の形式が文章読解型(課題論述型)と資料総合分析型の混合型になっているので、きちんとした対策が必要である。
□埼玉医科大学 医学部医学科
一般入試募集人員 約85 名
志願者数(昨年度) 2746 名(2452名)
受験者数 2379 名
一次合格者数 403 名
正規合格者数 89 名
正規倍率 26.7 倍
補欠合格者数 ― 名
繰上合格者数 ― 名
総合格者数 ― 名
実質倍率 ― 倍
★入学者数 89 名
★一次合格最低点 344/500(69%)
《総括》
埼玉医科大の志願者数は2746名と昨年度より294名の大幅な増加となった。
成績中位層にとっては事実上の敗者復活戦であり、駆け込んだと思われる。
難易度的には下位に属するが、合格を勝ち取るのは並大抵ではない。
入試では英語を重視(配点150点)しているが、この点は大学教育の特徴として国際性を身につけるために交換留学を世界の9大学と行っていることからも伺える。
英語のみならず、小論文等と呼ばれる基礎学力試験(配点50点)においてもきちんと点数をとっておきたい。
なお、埼玉医科大学は来年度の4月開設を目指して日高キャンパスに保健医療学部を設置し、医療系の総合大学として発展していく。
3.医系小論文・面接対策の基礎知識
(センター科主任 宮川博文)
はじめに
これからメルマガを通じて医療・医学の世界に進もうとされている皆さんに、医系大学入試で必修科目となりつつある小論文・面接対策の基礎知識をご紹介していきたいと思います。
基礎知識と言いましても、医系小論文を読解するために必要な科学的・時事的な知識の紹介にとどまらず、具体的に医系小論文・面接では何を試され、判断されているのかについてのポイントの解説からはじめていきます。
我々メディカルマインドは、なぜこのような試験が医系学部受験に必要とされているのかについて学び考えることはとても重要なことだと考えています。
生命の尊さを知り、その生命を守る使命を自らの強い意思によって自らに課すことの出来る「医志」を持った医療人となるためにとても大切な視点だと考えています。
そのため是非このコーナーで皆さんと一緒に考え、少しでも 皆さんの医志を創るお手伝いをしていきたいと考えていますので、お付き合 い下さい。
1.医系小論文の目的
医系小論文・面接の目的は
1医療者としてふさわしい価値観
2論理的思考能力
3表現力
の3つを受験生が具えているか否かを判断することにあります。
そのため受験生は医療・医学に関する知識の充実は勿論ですが、論理的思考力と表現力を前提とした、医療者としての価値観の充実を図ることが必要となります。
特に価値観の育成は、医療人としての適性を具えた価値観・ものの見方を身につけることが大切で、その出発点はまず自分自身をよく理解することからはじまります。
我々は他者を理解するときに、自分自身に対して理解している範囲でしか他者を理解することが難しいようです。
そのため、その人の年相応の自己理解の成熟度は、これから学び経験することに比例して様々な事柄に対する理解度を深めるための準備が出来ているかのバロメーターになります。
それ故、医系の小論文・面接で医師になる動機を聞かれたり、理想の医師像が問われるのも、どのような過程を経て今そのように考える自分があるのかを理解しているか問われているのと同じです。
それを直截に問うたのが次の入試問題です。
アイデンティティー(identity)は、アイデンティファイ(identify)あるいはアイデンティフィケーション( identification )という言葉に由来している。それは、パスポートとか身分証明書をアイデンティフィケーション・カードと呼ぶ使い方にも示されているように、自分は何者であるかを他者ないしは社会に対して、そしてまた、自己自身に対して証明し、確認する作用を含んでいる。
主観的に自分は何者かを頭の中で考えているだけでは、これをアイデンティティとはいわない。アイデンティティというからには、主観的な自己認知や自己定義と、他者ないしは社会の側の自己に対する認識とが一致することが必要である。換言すれば、アイデンティティは他者によって初めて、自己が何者であるかを証明してもらうといった側面を含んでいる。
(中略)
アイデンティティは、自分自身を知るには、常に自分を超えた他者や社会、さかのぼれば赤ん坊にとっての母親のような存在がいて、自分が誰であるのかを確認してくれる。そうした自己認識の構造を前提にしている。たとえばラカンのいう鏡像段階において、鏡に写った自分を見て、初めて全体像としての自分を知り、乳児が自分を自分であると確認する経験もまた、こうした根源的な自己認識の構造を示唆している。
つまり、人間は自分を超えた他者のまなざしの中で初めて自分の存在が何者であるかを知ることができる。それだけに、他者のまなざしの中に自分がどんなふうに映っているのかを改めて自覚するときに、いわゆる自意識が生まれる。この自意識の一つの在り方が人見知りである。
人見知りは、自分の出会う人物が顔見知りの人物か、それとも見知らぬ他人であるかを見知るときの不安を意味する。それと同時に、自分の正体を他人から見知られる不安でもある。つまり、人間は自分自身で自分の全体を知ることができない。むしろ他人のまなざしの中に、自分には見ることのできない自分の存在全体を見知られる。この他者のまなざしに出会うときの不安が人見知りである。
青春期に自分の家、自分の親、自分の容姿などについて自意識を持つときに、人見知りの自意識は高まる。この人見知りの中で自分のアイデンティティーを意識化する。自分は何者なのか、他人は自分をどう思っているのか、この気遣いが人見知りになる。この自意識にとりつかれ、離れられなくなったノイローゼの状態がいわゆる対人恐怖症である。
このような自己認識の構造を持つだけに、自分は何者かというこのアイデンティティー体験は、それまでの自分のひとりの思い込みを超えた全く異質の他者のまなざしとの出会いの中で初めて明確なものになる。
1 著者のいうアイデンティティーとは何かについて説明しなさい。
(100字以内)
2 「自分は何者か」というアイデンティティーを形成するためには、どういう生き方が求められるかを論じなさい。
(400字以内)
この問題は医療・医学を志すというアイデンティティを確立している受験生に、その確立に至った過程の再認識を要求し、今一度どのように生きていこうとしているのかを再確認することを求めています。
次回はこの問題を解説しながら、医系小論文・面接で求められている3つの資質について詳しく分析していきますので、皆さんも自分なりに問題を解きながら3つの資質について考えてみて下さい。
自己を知ろうとすることはとても大変な作業ではありますが、医療の現場においては常に自己葛藤の日々が続きます。
患者の方のために自分が出来ることは全て出来たのだろうか?単なる自己満足に陥ってしまってはいないのだろうかなど、日々悩みは尽きません。
ポジィティブに物事を捉えていく姿勢が、一人でも多くの患者の方の手助けにつながるように自分を奮い立たせる毎日です。
蒸し暑い日が続き、受験生としては辛い季節ではありますが、暑さを吹き飛ばす若さを武器に日々頑張って下さい。
4.医歯薬獣医学部入試対策「夏期講習会&夏期合宿」開催中
2005年度メディカルマインド医歯薬獣医学部入試対策「夏期講習会&夏期合宿」を開催しております。
本8月3日は千葉県成田市の「International GARDEN hotel Narita」にて夏期特訓合宿の真っ只中です!
引き続き、夏期講習会後期、高1&2生サマーセミナーのお申込みを受付中です。詳しくは、メディカルマインドホームページをご覧下さい。
資料請求フォームよりお申込み頂くと、パンフレットをお送りさせて頂きます。
メディカルマインド ホームページ
http://www.medicalmind-ps.com/
5.次号予告
- メディマさんのコラム VOL.2
- 最新入試情報 VOL.2
「2005年度一般入試結果 私立医学部〜東京編〜」 - 医系小論文・面接対策の基礎知識 VOL.2
- 夏期講習会情報
- 次号予告
- 編集後記
6.編集後記
創刊第1号を最後までお読み頂き、ありがとうございます。
我々メディカルマインドは、医系入試指導に携わって30年、設立当初より一人でも多くの受験生を医科系志望大学に送り出すことを目標に、独自の教育理念・教育方針を掲げて、受験生と共に戦って参りました。
今春より東京水道橋三崎町に新校舎(自社ビル)を構え、校名も新たに「医志を創る」という理念を表す“メディカルマインド”となりました高い合格率を誇る指導メソッドはそのままに心機一転、今年も医系受験生と共に日々奮闘しております。
医歯薬獣医学部への入学を目指す受験生の皆さん、また、そんな受験生をお子様にもつ保護者の皆様に、少しでもお役に立てる情報を公開・提供することは、私たちにとって大きな喜びです。
メルマガは創刊したばかりで、何かとお見苦しい部分もあるかと思いますが、情報についてご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さいませ。
◇お問合せ先◇
フリーダイヤル
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(※祝日も曜日通りに開講しております)
HPの「お問い合わせフォーム」
https://www7x.sppd.ne.jp/medicalmind-ps.sppd.ne.jp/siryou/index.html
今後とも、「医歯薬獣医学部入試情報 メディカルマインド通信」をご愛読頂きますよう宜しくお願い申し上げます。